花粉症の治療につきまして(注射もあり)

花粉症には、内服加療(時に漢方も組み合わせることも)、点鼻(鼻にシュッシュとする)、点眼(目薬)の他、注射による抗体療法(ステロイドではありません)があります。
 抗体療法は非常に有用ですが、保険診療で行うには、既存の治療を行っても症状が辛いこと、血液検査にて、スギ花粉症が重症であることや、投与前にアレルギー指数(IgE)の確認が必要となります。体重とIgE値により、注射の量、投与スケジュール(2週もしくは4週に一度)、治療代が決定します(3割負担の方で、月2~3万円になることが多いですが、7000円くらいの方や、6万円ほどになる患者さんもいらっしゃいます。
 医療費の自己負担額が高額になった場合、一定の金額(自己負担限度額)を超えた分が、あとで払い戻される(戻ってくる)という、高額療養費制度を利用できるケースが多いので、限度額以上となった場合は、加入されている医療保険の窓口にお問い合わせください。
 スギ花粉症により苦しんでおられる方は、ご相談ください。