当院には、3種類のインフルエンザワクチンがございます。予約制ではありませんので、直接ご来院ください。
(現在のところ供給は安定しておりますが、今後不足になる事があれば、予約制に変更しますので、接種したい日にこちらのページをご確認ください。)
※この時期は混みあいますので、長時間お待ちいただく事がございます。次の予定のあります方は、ご都合に合わせた対応はいたしかねますので、お時間に余裕のある日にご来院くださいませ。
①一般的なインフルエンザワクチン
・大人(13歳以上):3,500円(税込み)
・生後6か月以上13歳未満:2,500円(2~4週あけて、2回接種を推奨)
※12歳以下のお子様は2回接種が推奨されておりますが、当院では1回目接種した方の2回目のワクチンのお取り置きは、管理の都合上できかねますのでご了承くださいませ。接種日にお電話ください。
➁フルービック:4,000(税込み)
チメロサール(有機水銀)を含まないインフルエンザワクチンです。アレルギー反応のリスクが少なく、注射時の腫れが少ないとされています。ワクチンを完全に無菌状態に保つ為、一人分ずつ注射器につめて製造されています。製造効率が悪く生産量が少ないため、4000円となります。ご希望の方は受付にてお伝えください。
➂フルミスト:9,900(税込み) 【予約制】※今季は終了しました
一年間有効な、鼻の中へ吹きつける噴霧型(=痛くない)のインフルエンザワクチン(生ワクチン)です。小児に特に有効とされており、注射型のワクチンと併用も可能です。輸入品で高額となりますので、こちらについてはご予約下さい。
【コロナワクチン接種された方は2週間あけてください】
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※以下、➂経鼻インフルエンザワクチン(フルミスト)につきまして
フルミストは鼻の中へ吹きつける、噴霧型のインフルエンザワクチン(生ワクチン)です。
2003年にアメリカで承認され、2011年にヨーロッパで承認されました。
2016年のアメリカで、注射型の方が有効であるという報告が為され、見解が分かれる結果となりましたが、その後のシーズンに、米国疾病管理予防センター(CDC)の予防接種諮問委員会(ACIP)が、インフルエンザ経鼻ワクチン「フルミスト(FluMist Quadrivalent)」を米国で接種推奨することを決定しました。
【メリット】
・鼻腔内に噴霧するため、針で刺す必要がない(痛みが少ない)
・鼻腔や咽頭粘膜表面に免疫をつけるため、予防効果が高い
・効果が長い(約1年)
・ほとんどの方は1回の接種で済む
【デメリット】
・接種後、風邪症状が現れることがある(約50%で咳鼻汁(20%との報告もあり)、10%で発熱(3歳以下で1日程度の発熱が15%程度あるとの報告もあり))
・接種対象者が限られる(下の【接種できない方】をご参照ください)
・日本では未承認ワクチンとなるため、副反応が出た場合でも、厚生労働大臣の認定する予防接種健康被害救済制度は受けられない
(アナフィラキシーショックや、ギランバレー症候群などの副反応が、ごくまれにみられます)
【接種できない方】
・2歳未満の方、50歳以上の方(2~49歳の方が接種可能です)
・喘息を指摘されたことがある方、鼻炎や鼻詰まりのひどい方
・重度のアレルギー(卵・ゲンタマイシン・ゼラチン・アルギニン、その他当ワクチンの含有物質)のある方
・妊娠中や妊娠の可能性がある方、授乳中の方
・小児期や思春期で長期アスピリン治療を受けている方
・免疫不全の方、免疫不全の方と接触を持つ方
・慢性的な疾患をお持ちの方
・生ワクチン接種後4週間未満の方
*接種回数は1回。ただし、2-8歳でインフルエンザにかかったことがなく、インフルエンザワクチンも打ったことがない方は2回接種が必要です。
*注射型ワクチンとの併用も可能です。
・フルミスト→28日以降後 注射型ワクチン
・注射型ワクチン→7日以降後 フルミスト
【その他】
・号泣するお子様は多量の鼻汁で接種効率が低下する可能性があります。
・接種後は過激な運動を避けてください。(日常生活程度は可)